発刊のご挨拶

読んでみたくなる広報紙を目指して

 岡山県PTA連合会は、「地域に発信する力を育て
よう」をキャッチフレーズに、広報紙づくり研修会を
毎年山陽新聞社のご協力により実施しています。
 平成二十五年度もこの広報紙づくり研修会を県内四
会場にて実施し、約五百人の方々が参加され、「楽し
く読まれるPTA広報紙」「楽しい新聞づくり」を目
指して、それぞれのPTAで頑張っておられることと
思います。
 PTA広報紙は会員相互の繋がりを密にし、学校と
家庭、そして地域を結ぶパイプの役割を持っています。
広報紙の役割は、学校の行事や情報、子どもたちの動
向などを保護者や地域の人に伝えることであり、特に
情報の共有という点においてはPTA広報紙のもつ意
義はこれからも益々高まってまいります。
 子どもたちは学校でどんな頑張りをして何に感動し
たのか、また、学校ではどのような行事があり、どの
ようなPTA活動が行われたのか、それを伝えること
ができます。広報紙はそれを作る人も読む人も、子ど
もたちのことや学校のこと、またPTAのことについ
て、感心を持ったり考えたり、情報を共有することに
繋がり、PTA活動を活性化させ、子どもたちの健全
育成に大きく寄与する活動の一つだと思います。

 ここで参加者の方のコメントをご紹介します。
◎広報紙研修会に参加して、学校行事を他の学年の児童や保護者の方等、誰にでも解りやすく読んで
 もらえる新聞が作れたらと思いました。その為、主見出し、わき見出しをつけたり、レイアウトを
 工夫しました。また、子どもたちの生き生きとした表情が伝わるように写真選びには苦労しました。
 特に運動会は多く撮った写真の中からどれを選ぶのか、一枚一枚みんなで相談しながらの作業でし
 た。競技の迫力が伝わっていたらいいなぁと思います。
◎研修会の中の実技で新聞のレイアウトの仕方を考えたり、他のグループの方々のレイアウトの仕方
 を見せて頂きとても勉強になりました。また、自分達の作った新聞を現場で働く記者の方々にアド
 バイスして頂きこれからの改善点や良かった点がわかり勉強になりました。研修会でアドバイスさ
 れた事に気をつけてインタビューした方々の個性が出るように作りました。

 パソコンやデジタルカメラの普及により、すばらしい広報紙がたくさん作られています。またどの
広報紙からも、子どもたちの笑顔があふれ、先生や保護者の温かいまなざしと愛情が感じられます。
 本年度も魅力ある広報紙づくりにご尽力頂きますようお願い致しますと共に、岡山県PTA連合会
優秀広報紙集を発刊するにあたり、広報紙集がPTA活動の更なる充実と活性化の一助となりますこ
とを願い、挨拶とさせていただきます
                                  岡山県PTA連合会
                                    会長 藤谷幸弘



楽しく編集し、世界を広げよう

 現場に足を運び、丁寧に記事を書いているか。写真をどのように撮り、効果的に紙面配置するか。見出しにはインパクトがあり、的確か。レイアウトは斬新か―。これらは、私たち新聞記者が、いつも心掛けている点です。PTA広報紙も、同じではないでしょうか。
 第15回岡山県PTA広報紙コンクールの審査会は2014年3月14日、岡山市北区柳町の山陽新聞社で開かれ、岡山大学教師教育開発センターの山.光洋教授を審査委員長に、岡山県PTA連合会の役員、山陽新聞社読者局のスタッフらが念入りにチェックしました。
 審査委員の一人として、広報紙を一点一点手に取っていくと、そこには、わくわく感いっぱいの学校行事の様子や、子どもたちのはつらつとした表情がありました。中でも、上位入賞した作品に共通していたのは、どうやって読み手を引き付け、内容を分かりやすく伝えるか、さまざまな工夫を凝らしている点でした。
 県知事賞に輝いた笠岡市の大井小学校「おおい」は、特集やアンケートが充実。読んで楽しい、また考えさせられるPTA広報紙です。編集した皆さんの議論が伝わってくるような有意義な紙面でした。現代の世相も浮かび上がらせていました。
 同じく県知事賞を受けた新見市の新見第一中学校「Dream」は、大胆な斜めレイアウトが秀逸。新聞社の編集担当者を驚かせるような、遊びごころ十分の紙面です。子どもたちのいろいろな表情を捉えた写真が豊富で、生き生きとしています。
 応募は140点(小学校97点、中学校43点)でしたが、さまざまな工夫にうならされました。思わず目をとめてしまう、ほほえましいイラスト。柔軟な発想でトリミングされた写真。編集者の文章力を感じさせるコラム。低予算を逆手に取り、モノクロの美を追求した作品にもひかれました。
 課題としては、行事での写真撮影に頼らず、PTAとして今、何を考えたらいいのか、何に取り組めばいいのかという視点から、編集に取り組んでいただけたらとは感じました。学区のささやかな課題でも構いませんし、地域を細かく回ってみるのもいいかもしれません。きっと新たな発見がありますよ。
 また、写真は横長のものがほとんどでしたが、時々はカメラを縦に構え、縦長の写真を撮ってみると面白いものです。一枚の紙面の中に、横写真ばかりでは変化がつきません。縦写真を加えることで、ぐっと印象が変わります。ぜひ試してみてください。
 PTA広報紙の取材、編集は本来、とても楽しいもの。明るい気分で、伸び伸びと取り組みましょう。地域を知り、新たな友人も見つけましょう。そうして皆さんの世界を、さらに広げていってください。

                                 山陽新聞社
                                  読者局次長 羽田 浩