発刊のご挨拶

地域に発信する広報紙づくり

 「地域に発信する力を育てよう」をキャッチフレー
ズに、岡山県PTA連合会広報紙づくり研修会を、毎
年山陽新聞社のご協力により実施しています。
 平成24年度も管内(四会場)にて約六百人余の方々
が参加され、「楽しく読まれるPTA広報紙」「楽し
い新聞づくり」を目指して研修会を実施しました。
 広報紙づくり研修会は、国や県、関係機関のあらゆ
る情報資料を提供し、各単位のPTAが情報を発信す
るためのノウハウを学ぶ場、PTA会員の交流の場と
しても活用されています。
 特に参加者は講師の方々から、各単位PTAの広報
紙の添削や講評をいただきます。企画・編集・レイア
ウト・見出しや原稿の書き方・写真の撮り方、選び方
など、実際にレイアウトをしながら制作体験をするの
ですが、これが大変好評です。
 また、研修中の参加者の真剣な目と一生懸命な顔、
楽しそうな笑い声とともに、各地域からの参加者はい
つの間にか友となり、会話が弾む楽しい意義ある広報
紙づくり研修会となっているようです。
 ここで参加者の方のコメントを少しご紹介します。
 「研修会に参加して写真の使い方やレイアウトの仕
方などとても参考になりました。小学校の楽しさ、子
どもたちの元気よさ、思いやる気持ちと優しさをPT
A会員に伝えられる広報紙を目指して作成し、百人の
児童の笑顔を追いかけた一年になりました。」
 「研修会で具体的な紙面づくりのポイントを教えていただいたり、持参した広報紙に講師の方から講評・アドバイスをいただいてとても参考になりました。学校や地域の中でがんばる子どもたちの様子が伝わるような写真をたくさん使いました。普段見ることができない活動を保護者や地域の方に知ってもらえるように、工夫をして授業の取材もさせていただきました。」
 こうして研修を受け、各単位PTAの広報紙を編集して、毎年三月に開催される県広報紙コンクールに出品していただきます。今年も力作が揃って出品されました。
 各単位PTAの広報紙の役割は、学校行事や情報、子どもたちの動向などを保護者や地域の人に伝えることであり、特に情報の共有という点においてPTA広報紙の持つ意義はこれからも益々高まってまいります。
 本年度も魅力ある広報紙づくりにご尽力いただきますようお願いいたしますとともに、第十四回岡山県PTA連合会優秀広報紙集を発刊するにあたり、広報紙集がPTA活動の一助となりますことを願い、挨拶とさせていただきます。
                                  岡山県PTA連合会
                                    会長 藤谷幸弘



読む人を引きつける広報紙づくり

 読む人を引きつける紙面づくりとは−。PTA広報紙が目指すところは、われわれ新聞社が進める新聞づくりと軌を一にしています。
 インパクトのある写真を効果的に使い、読み応えのある記事を盛り込み、そしてメリハリの効いたレイアウトが実現したとき、読者の心に響く紙面が届くことになります。
 岡山県PTA連合会の2012年度広報紙PTAコンクール審査会は、2013年3月15日に山陽新聞社本社(岡山市北区柳町)で開かれ、岡山大学教師教育開発センターの山.光洋教授を審査委員長に、県PTA連合会の役員、山陽新聞社読者局のスタッフらが念入りにチェックしました。
 審査委員の一人として広報紙の一点一点に目を凝らす中で、各PTAが独自の発想で、工夫した紙面が目に付きました。
 県知事賞の児島小は、新聞紙を見開きにしたサイズもさることながら、児童の学校生活が生き生きと伝わる紙面構成が印象に残りました。
 同じく県知事賞の金光中は、レイアウトを工夫した上、携帯電話などに関して生徒と保護者に聞いたアンケートを載せ、興味深く読ませる内容でした。
 このほか、小学校の広報紙では、子どもたちの表情や生の声を取り上げた紙面が数多く見受けられました。中学校では、2年生が地域の事業所などで行う職場体験を多角的に紹介したところが目立ったのも、今回の特徴的な傾向といえます。授業時間の確保などを狙いに、2013年度から一部の自治体で土曜授業が試行されることを前に、土曜日の過ごし方を聞くなどタイムリーなアンケートを載せた広報紙もあり、編集担当者の意気込みが感じられました。
 一方で、中には写真の掲載に偏ってしまい、記事や文章がほとんどないような紙面になってしまった広報紙もありました。子どもたちの日常を写した写真を一枚でもたくさん載せたい気持ちは分かりますが、広報紙も新聞紙面と同様に、記事や文章が必要です。
 写真や記事をうまくレイアウトし、的確な見出しで読者に伝えるという紙面づくりのレベル向上を目指し、県PTA連合会と山陽新聞社は毎年秋に県内で広報紙づくりの研修会を開いています。「記事には5W1Hを盛り込んで」「思い切った、大胆なレイアウトを」「写真は大小、メリハリをつけて」などのほか、「テーマに沿った企画・特集で読み応えのある紙面を」とアドバイスを送っています。
 見出しやレイアウトの面で研修の成果を実感する紙面も少なくなく、選にもれた作品の中にも素晴らしい広報紙はたくさんありました。
 今年も秋に研修会を開催します。よりよい広報紙に向けて、今後とも紙面づくりをともに考えていきたいと思います。

                                 山陽新聞社
                                 読者局NIE推進部長
                                       中田秀哉